第6回 受賞者 個人:小野山 保さん

【 受 賞 内 容 】

市内上町の金石神社を10年程前から毎朝清掃。飛来する渡り鳥も保護。また、町内役員も長年努められた功労者であられます。  

 

             

小野山保さんを自宅にお訪ねしました。84歳になられ、上町金石神社の清掃は今はもうされてないそうです。高須さんという方と、別の小野山さんで神社の役員をされてる方が清掃活動を続けているそうです。フクロウの話を聞いてきましたので報告します。フクロウは朝方6時頃に森に帰ってきて、昼間はその場所でジィーとしているそうです。

毎日朝晩の2回会いに行くそうですが、去る2月22日にカラスに襲われ2羽が殺されしまい、残りの4羽はどこかに行ってしまいました。その後フクロウを見る事が出来なくなったそうです。「毎年3月20日頃には、シベリアに帰って行くので、もう渡っていったかな・・」と話していました。メンバーの佐野副委員長が同行取材していたのですが、縁とは不思議なもので・・、佐野君の家にお茶を配達していたのが小野山さんの奥さんだったそうです。

また、時計屋さんから時計の修理を受ける仕事をしていた小野山さんから、佐野君は就職した時の腕時計を買われたそうです。そんな昔話にも花が咲きました。もう1つ驚いたことがあります。フクロウの正式名称を小野山さんは知らなかったそうですが、佐野君が詳しく知っていました。彼は野鳥観察が趣味だそうです。

シベリアのほうから飛来し、しかも集団で来るのは“トラフズク”という種類のフクロウだそうです。写真だと解りにくいが、耳が長ければまず間違いないだろうと彼は言っていました。南の方から飛んで来るフクロウもいるということで、彼の豊富な知識には感心してしまいました。人は見かけによらないものだなと思いながら取材を終えました。