第4回受賞者  個人:細川光男さんご夫妻

【 受 賞 内 容 】

ろうあ者で大きなハンディを背負われたにもかかわらずこれに挫けず、何事にも常に努力を重ねられた。

 

細川光男さんを仕事中の建築現場に訪ねました。何度も家の方に電話をかけたのですが通じません。そこで、勤め先の柾木建設さんに行き、現場を教えていただきやっとお会いする事ができました。私がうっかりしていました、ご夫婦ともに聾唖の方でしたから、ファクスでなければ通じなかったのです。現場では筆談で取材させていただきました。

受賞時の記録に「二人のお子さんを、人の言葉で育てている。」とありましたので、子供さんの事からお尋ねしました。息子さんは、現在安城で獣医になってみえるようです。杉浦医院?と書かれたので、獣医さんなら動物病院ではないのかな?と思いました。娘さんは、結婚されてお嫁に行かれたようです。グーサインで答えられますので、それ以上深い質問は出来かねました。

すごいハンディを背負っての子育てには、私など想像できないご苦労があったと思います。二人の子供さんが一人前になり、幸せになっておられることに、心から拍手を送らずにはいられません。仕事姿も眺めさせていただきました。その集中力はまさに“一点集中”、一生懸命がひしひしと伝わってきました。ほんとうに頭の下がる尊いお姿でした。