第3回受賞者  団体:「平原ゲンジボタルの里保存会」

【 受 賞 内 容 】

ゲンジボタルの保存に努力され、自然環境保護の推進に貢献された。

 

                            

「平原ゲンジボタルの里保存会」会長の鳥居誉一さんのお話によると、保存会も今年が10周年になるそうです。記念誌の出版とイベントを考えているそうです。またご協力お願いしますとのこと。新聞も毎月発行されています。今年の1月で100号になったそうです。また、4月21日の野外音楽祭イベントは500人位の観客を見込んで、企画を進めているそうです。

KIRARAもメンバーに入っているこの保存会は、現在その会員数も700名ほどになっています。毎年木道の整備に35万円位の費用が掛かっているそうです。材料を買ってきて、自分たちで修理しているとのことでした。そうした縁の下の働きがあるおかげで、夏のホタルシーズンになると、15,000人もの見物客がホタル鑑賞を楽しんでいます。

シーズン中は、駐車場などの誘導係も大変な仕事だと思います。オフシーズンでも平均すると日に30人位の人が見学に来るそうです。近くに「無の里」「平原の滝」があることによってこの地域一帯には魅力があるのでしょう。一昨年は、ホタルが異常に大量発生し、素晴らしい群舞が見られました。去年はそれほどでもなかったそうです。

                         

8〜9年に一度の割合でそんな年になるそうです。今年も4月1日には、放流式があるそうです。岡崎の河合中学の古田先生の指導により始まったこの保存会ですが、先生が全国のゲンジボタル保存会の会長さんになった事から、全国をまわって指導したり、交流をしたりして、その活動の巾が広がっているようです。

ちなみに、源氏ボタルの里は愛知県だけでも100ヵ所あるそうです。全国では1000箇所以上あると言う事でした。「大変な事は・・?」と聞きましたら、役員さんが25人みえるそうで、いろんな意見が噴出して、みんなの意見をまとめる事が難かしいそうです。そんなときは、意見がみんな出し尽くした後に、良い意見をいくつか取り上げ、複数採用してまとまっていくそうです。ことしもホタルが楽しみです。

個人の部で「子供達の健全育成に貢献」され、受賞した「高橋藤平」さんは、この6月になると満97歳になります。恵保育園の設立に大きな尽力をされたのを始めとして、いろいろな所への寄付、また、椿の新品種を生み出したり、鳥種の「黒鳥」を日本で初めて育成に成功されました。子供のような純粋な魅力溢れる生き方をしてこられました。

またそれだけではなく、西尾の歴史の生き証人として、多くの記録すべき事柄をしっかりと記憶しておられます。毎日自転車で外に出て行かれるほどお元気です、もっとも自転車は杖代わりになって引いていくだけだそうですが、今日もミカで自転車を盗まれてしまい、探し疲れて帰ってきたそうです。