第５８７回

例会回目	第５８７回
開催日時	平成１５年９月１９日　金曜日 P.M.12:30～13:30
開催場所	例会場
合唱曲	ロータリーソング「それでこそロータリー」
卓話者	山本隆氏　（株式会社中部クリーンソイル　代表取締役）
ビジター	２名
司会進行	高須　匀　君
食　事	幕の内弁当　（とんかつ錦）


会　長　挨　拶
犬塚会長	１８年ぶりに星野阪神が優勝しました。経済効果は２０００億以上とも言われます。星野監督は、まず自分の気持ちを選手に押しつけ、自分の野球を選手に憶えさせるそうです。そうした星野野球が、中日やはんしんを優勝に導きました。阪神はここ何年も低迷していたチーム、すばらしい指導力です。タイタニックの話です。　１９１２年に氷山とぶつかり沈没しました。その沈没するパニック状態の時、女性や子供たちを先に助けるため、船員たちは乗客たちをどうして説得したかという話です。世界各国の人が乗っていました。イギリス人には、「あなたはジェントルマンだから譲っていただけますね」ドイツ人には「船の規則ですから・・」アメリカ人には「あなたは死んで名を残しますね」アメリカ人はヒーローが大好きです。フランス人には「人道的に優先して下さい」・・と。さて、お待たせしました、日本人には「他のみなさんがそのようにしますから・・」私もよく事務局から問い合わせが来ると「よそのクラブは？」と聞いてからこたえ、個性が出せません。厳しいこれからの日本では、こうではだめと思います。新しい首相には大いにリーダーシップを出して欲しい。
幹事報告
三浦幹事	来週の例会は、赤堀教育長のお話です。１０月２日は３Ｃ合同例会で、ガバナー公式訪問です。１１時半より食事が出来ます。来週は日韓親善会議に８名行きます。例会がさびしくならないように、みなさんの出席をお願いします。ガバナーエレクト事務所が、名観ホテルに開設されました。各クラブより報告・例会変更がきています。

出席報告
会員総数	休会・病欠・海外	計算会員数	出席数	ＭＵ数	欠席数	暫定出席率	修正出席率
62	0	62	40		22	64.52 %
（前々回）	0	62	51	11	6	73.77 %	91.94 %


スマイルボックス報告
犬塚会長：（株）中部クリーンソイル山本隆様ようこそおいで下さいました。卓話宜しくお願いします。
三浦幹事：山本隆さま本日の卓話楽しみにしておりました。宜しくお願いします。山崎さん、門田さんようこそいらっしゃいました。ゆっくりしていって下さい。
高須匀君：結婚することになりました。うれしいやら、さみしいやらで、複雑な気持ちですが、まあ元気に暮らしてくれればいいかなと・・。
中根勝美君：子供の結婚式にクラブより祝電をありがとうございました。この１年半で３人の子供が結婚しました。もう、持ち駒はありません。ホットしたような、淋しいような複雑な気持ちです。
清克行君：エリックと長谷夫妻と１４／１５日急に富士山に行って来ました。「白糸の滝」「須走口の登山？」沼津港での寿司ランチなど、エリックが「超楽しかった」と言ってました。エリックの両親より「アリゾナハイウェイ」が届きました。写真だけでも？見て下さい。
卓話者より１件
全６件

ロータリー財団：　加納隆委員長
地区ロータリ財団セミナーに、榊原清太郎副委員長と行って来ました。名鉄グランドホテルに３００人ほど集まり、昼から５時までの長丁場でした。地区補助金制度、国際奨学生、ＧＳＥ、などの活動などが議題でした。ＲＩ日本事務局の財団室長の特別講演もありました。各クラブともロータリー財団への寄付のお願いが目的で、豊島ガバナーは会員１人あたり１００ドルをと言うことです。各クラブ１人のベネファクター、大口寄付者（１万ドル）を出したいとのこと。地区の補助金も活用して下さい。

新世代委員会：　　高原宏副委員長
司馬遼太郎記念館への移動例会の宣伝です。会費の７０００円はかなりお得になっています。２１名の参加者がいないと例会が成立しません。みなさんのご協力をお願いします。

【　卓　話　】　山本隆氏　（株式会社中部クリーンソイル　代表取締役）
【　テーマ　】　土壌汚染対策法と企業リスク

今年の２月１５日より「土壌汚染対策法」が施行されました。この法律はとてもうっとうしい法律です。汚染された土地は資産価値がゼロになることも。人間の生活が便利になると同時に自然破壊・汚染は進行するのが現実です。当社の仕事は行政にも認知され、土の物理的改良を商売としてます。多方面より出資頂いています。会社は昨年１０月に設立し、既に１０件の土壌調査をしました。
企業と土壌汚染の話です。この法律の特徴は、空気や水を対象とする環境関連法案と違い、個人の財産である土地と直接関わります。この法律により、個人の資産（土地）価値が下がったりゼロにもなります。
欧米では３０年も前からあります。最近、公害という言葉が無くなり、環境という言葉に変わってきています。土壌汚染対策法は過去の公害のけつぬぐいです。「１０００坪以上の土地は調査しなさい」というのがこの法律です。愛知県ではもう少し細かい条例があります。罰則規定は無いが、場所は公開されます。
東京の実例です。マンションを１７階まで建設した時点で、現場の土地の汚染調査がされた、その結果、規制値の４０倍以上汚染されていました。そのマンションは取り壊しとなりました。

名古屋のビール工場跡地がマンション開発される計画がありました。ここも汚染されていたため、コンクリートで覆い大型ショッピングセンターに計画変更されました。衣浦のある会社が名古屋市港区にある土地を売却して資金をつくろうと計画しました。ところがその土地は汚染されており、売れなくなり、その会社は廃業に・・。
うっとうしい法律ですが、正面から向き合い仕事をしていかなければと考えます。
リスク回避としてこの法律が役立つ話です。ある会社が工場用地を買おうと計画しました。ところが候補地の汚染調査をしたらやっぱり汚染されており、改良するには買値の何倍もの費用がいります。結果、買うのをやめました。変な土地を買わずに済んだのです。一宮での悲しい話です、工場跡地を老後資金のために売ろうとした老夫婦がいましたが、「この土地は汚染のため売れません」と宣告しました。しかし、貸倉庫にはできたので今は活用されています。

この法律の制定にはゼネコンがかなり力を注いだようです。ちゃんと調査するとかなりの費用になります。当社はコストの低い「簡易調査法」を開発し、ユーザーサイドに立った土壌汚染調査やリスクマネジメントをしています。この法律はいいところもあります、たとえば・・、不動産鑑定項目に「土壌汚染」があります。相続する土地が調査により汚染されているとなると評価が下がります。そうすれば相続税も安くなるのです。